映画日記blog

見た映画その他についての日記です

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月31日のつぶやき

石を割る木pic.twitter.com/SeoSsYdgLC— 世界の驚くべき生き物たち-スマホケース販売中! (@jamafra1243) March 19, 2021 「トータル・リコール」 pic.twitter.com/6zIWoP8o1B— ゾルゲ市蔵 (@zolge1) March 19, 2021 本日3月15日は「万国博デー」。1970年大…

「コリーニ事件」

それにしても、ナチスの犯罪を許さない態度の徹底ぶりには驚かされる。法律を作るだけにとどまらず、その運用に穴があったら埋めることをかなり強引な方法で押し進めようというのだから。もとよりそうしなかったらドイツという国が周囲の国との関係を築くこ…

「燃えよスーリヤ!!」

インド映画というとちょっと前まではこちらの常識とはまったく違う世界という印象だったが、身障者や女性に対する差別問題を取り込んでしかもカンフーアクションも取り込んで、世界的潮流とシンクロしてきた感じ。ディテールではやはりぶっとんでいるが。痛…

「ビバリウム」

サバービア(郊外)の画一的な大量生産の住宅街は「シザーハンズ」で見るように中産階級の生活のシンボルなのだが、その人工性と画一性を極端にしたような寓話的であると同時に妙に生々しい不気味さを持った世界観の造形が面白い。ウルトラセブンの「あなた…

「許されざる者(1960)」

原作者のアラン・ルメイはジョン・フォード監督の「捜索者」の原作者でもある。並べてみると、インディアンに育てられた白人の話という点で一致している。「捜索者」でインディアンにさらわれて育てられたナタリー・ウッドが白人の世界に戻った後の話みたい…

「コロンバス」

監督のコゴナダ Kogonada は小津安二郎監督とのコンビで有名な脚本家・野田高梧からとった仮名。スター・ウォーズのヨーダが溝口健二監督とのコンビで有名な依田義賢からだったり、脚本家から名前をとるという発想はなかなか日本にはないだろう。小津作品に…

「アウトポスト」

大半のシーンが敵の真っ只中の圧倒的不利な態勢での戦闘という点で「ブラックホーク・ダウン」以来といえるし、異国で異人種に囲まれている孤立した砦でのアメリカ軍の戦いという点では西部劇以来でもある。砦があるのが高台ではなくすり鉢型の地形の底なの…

「ルース エドガー」

ダイアローグが見事だなと思っていたら、エンドタイトルで原作が戯曲だと出てなるほどと思った。完璧な優等生で通している学生がちょっと瑕疵が入ると一気に怪物になってしまう、というのは作中でルースがオバマに喩えられているのに見合って、理想(という…

「野球少女」

プロになるには女子という体力的にも社会的にも大きなハンデを負ったヒロインが、ムリに速球を投げるのではなく回転数の高さを生かしてナックルを投げる投法に切り替えるのが、一本の物差しに囚われるのではなく、それぞれのやり方で進化すればいいという多…

「あの頃。」

客観的に見たら相当にどうしようもないオタク連中を笑い者にするのでも同化するのでもなく、微妙な距離感をもって描いているバランス感覚に優れているのは美点。特にアイドルに興味があるわけではない人間でも入り込める。ただ、その分彼らが時間が経っても…

「ガンズ・アキンボ」

殺人ゲームとその中継を娯楽として消費する大衆という話は70年代の「デスレース2000年」「ローラーボール」、80年代は「バトルランナー」と連綿と作られてきていて、これもその延長上にある。違うといえば違うのは中継するメディアがテレビではなくネットに…

「ターコイズの空の下」

ソ連による日本兵のシベリア抑留と強制労働はよく知られているが、ソ連の衛星国になったモンゴルの建国にも日本兵の強制労働があったということは、正直初めて知った。抑留中にモンゴル人女性との間に娘をもうけた元日本兵(麿赤児)が、復員後実業家として…

3月11日のつぶやき

節操ないリベリア切手見て元気出たわw pic.twitter.com/cvoTwjhPPE— 山谷剛史 中国アジアITライター(2002~)新型コロナ・中国IT本 (@YamayaT) March 9, 2021#tabjun1422 pic.twitter.com/vO9cTTuzBC— Motowo☂ (@PepeMotowo) January 30, 2021えっ? pic.tw…

「スカイライン 逆襲」

エイリアンの星に行ってからは、もうあからさまに「エイリアン2」そのまんま。何しろ原題がALIENS(エイリアン2の原題)ならぬSKYLINESだ。部隊が不意打ちで大幅な損害を出すところから、女性兵士の自爆から、火炎放射器による殲滅から、エイリアンを格納…

「汝のウサギを知れ」

ブライアン・デ・パルマの初期の自主制作作品Greetings('68)Wedding Party('69)Hi Mam!('70)はそれぞれ日本では「ブルーマンハッタン Part2 黄昏のニューヨーク」「御婚礼 ウェディング・パーティ」「ブルーマンハッタンPart1 哀愁の摩天楼」のタイトル…

「あのこは貴族」

冒頭の親族が集まっているところに門脇麦が遅刻してきてからのやりとりが、テーブルをはさんで対角線上の席にいる篠原ゆき子が微妙に突っ込んできて、その手前の席の子供がずっとゲームをやっているのを入れている画面設計が確かで、この演出は期待できるな…

「ある人質 生還までの398日」

主人公が体操選手としていいところまでいったのだが思わぬケガその他で挫折し、カメラマンとしてシリアを訪れるまでのなりゆきがかなり丹念に描かれ、必ずしも望んで行ったわけではないのがわかる。勝手に危険な場所に行って拘束されたのだから自己責任、助…

「リーサル・ストーム」

明らかに「リーサル・ウェポン」にあやかったタイトルだし、広告でもメル・ギブソンが一番大きいが、ビリング(配役序列)では三番目。よくある一番おしまいに別格扱いで名前を出す(トメというらしい)のとも違う感じで、メルがユダヤ人差別発言その他でか…

「牝猫たちの夜」

1972年製作。日活ロマンポルノ二年目、田中登監督デビュー二作目。今では使えなくなったトルコ風呂という言葉が堂々と使われている(ソープランドに改名されたのは1984年のこと)。三人のトルコ嬢が友人の玉の輿婚の後で、いい男いないかしらとソーセージに…

「七つまでは神のうち」

出だしで乳母車の中の赤ん坊がいなくなっているのを特に強調しないでロングで撮っているのが新鮮で、その後も画面の組み立て、コンティニュイティに意表をつくところが随所にある。失踪=神隠しというオカルト的な恐怖と拉致監禁の現実的な恐怖の両方に足を…

「風たちの午後」

国立映画アーカイブの上映前に音声のボリュームレベルが低いのは元からの指定によるものという意味のアナウンスがあったけれど、これがなかったら確実に上映ミスだと思ってクレームをつけに行っていただろう。それくらい音が小さくて、セリフもまるで聞こえ…

「ファーストラヴ」

父親殺しの犯人として逮捕された女子大学生と接見を許された心理療法士のヒロインが、深入りするにつれて自分自身の内部にある被告と共鳴する部分が表に出てくる。オープニングの厚手のガラスを潜り抜け死体を見つけるカメラワーク(デジタル処理だろうけど…

2021年2月に読んだ本

2月の読書メーター読んだ本の数:19読んだページ数:6688ナイス数:1別冊映画秘宝 決定版 韓国映画究極ガイド (双葉社スーパームック)読了日:02月01日 刑務所の中読了日:02月06日 著者:花輪和一スティーブ・ジョブズ コミック 1-4巻セット (KCデラックス …